子育て家庭と地域の支援者をつなぐ「ふれあい子育てサポート事業」

子育て家庭と地域の支援者をつなぐ「ふれあい子育てサポート事業」

(2025年4月9日更新)子育てのサポートを必要とする人と、子育てのサポートができる人を地域のサポートセンターが仲介する「ふれあい子育てサポート事業(ファミリー・サポート・センター事業)」についてご紹介します。


ふれあい子育てサポート事業とは?

概要

ふれあい子育てサポート事業は、子育て支援を必要とする家族(利用会員)と、子育てのお手伝いをしたい人(子育てヘルパー会員)を繋ぐ素敵な事業です。

子育てのサポートを必要とする人と、子育てのサポートができる人を地域のサポートセンターが仲介することで、子育て支援の幅を広げています。

  • 子育てヘルパー会員:子育てのお手伝いをしたい人
  • 利用会員:子育て支援を必要とする家族

利用の流れ

この事業を利用するには、サポートセンターに会員登録をすることから始まります。

利用会員は、会員登録後にサポートが必要な日時や内容をサポートセンターに伝えることで、ニーズに合ったヘルパーを紹介してもらうことができます。

その後は、活動報酬のやり取りも含めてすべて会員同士で行うため、都合に合わせてサービスを利用することができます。

  • 利用登録:
    【利用会員】担当するサポートセンターへ連絡し、希望する利用内容などを伝える
    【子育てヘルパー会員】研修の申し込みをし、研修を受け、会員登録
  • マッチング:
    利用したい内容が合致する利用会員と子育てヘルパー会員をセンターが探してお互いを紹介
  • 顔合わせ:
    利用会員と子育てヘルパー会員で援助内容について顔合わせを実施
  • 日時と内容を決定:
    メールなどを使い、会員同士で援助日程や援助内容を決定
  • 援助活動の実施
  • 利用後:
    【利用会員】子育てヘルパー会員に報酬を支払う
    【子育てヘルパー会員】利用者からの報酬を受け取り、センターに報告書を提出

援助活動の具体例

具体的な援助活動の内容としては、冠婚葬祭や学校行事、通院といった際の一時預かりや、保育園への送迎などが挙げられます。

援助活動は主に利用会員の自宅や地域の子育て支援センターで行われ、子どもを安心して預けることができるように配慮されています。

  • 冠婚葬祭や学校行事、通院といった際の一時預かり
  • 保育園や幼稚園、わくわくプラザや習い事などへの送迎

利用料金・利用条件・お問い合わせ先

利用料金

利用料金は、曜日や時間帯によって異なりますが、1時間あたり800円〜900円です。

支払い方法については、援助活動が終了したあとに利用会員が子育てヘルパー会員に直接支払うルールとなっています。

  • 月曜〜金曜の午前8時〜午後6時:800円(1時間あたり)
  • 土曜・日曜・祝日・年末年始の終日、および月曜〜金曜の上記以外の時間帯:900円(1時間あたり)

利用条件

子育てヘルパー会員

  • 川崎市在住であること
  • 心身ともに健康で育児援助活動に理解と熱意を有すること
  • 20歳以上であること
  • 2日間の研修を受講済みであること(各ふれあい子育てサポートセンターが実施)
    ※研修会は年4回実施(日程や会場についての詳細はこちら

利用会員

  • 川崎市在住であること
  • 生後4ヶ月から小学校6年生までのお子さんと同居している方

中原区のお問い合わせ先

中原区にある「ふれあい子育てサポートセンター TACK(タック)」のお問い合わせ先は下記の通りです。

  • 所在地:中原区宮内2-15-15 川崎市中部地域福祉事業所TACK内
  • 電話番号:044-948-8915
  • ホームページ:https://ktfjtack.roukyou.gr.jp/

昨今、共働き世帯の増加や核家族化、地域のつながりの希薄化が進み、育児に不安やストレスを感じている子育て家庭が増えています。

同事業は、育児中のママやパパを強力にバックアップしてくれることでしょう。地域全体が世代を超えてつながり、子供たちの成長を一緒に喜びあえたら素敵ですよね。

【関連情報】

この記事のライター

関連する投稿


「交流保育」&「親子でランチ」で中原区の保育園を親子で体験!

「交流保育」&「親子でランチ」で中原区の保育園を親子で体験!

(2025年4月16日更新)中原区の公立保育園3園(中原保育園・下小田中保育園・中丸子保育園)では、親子で保育園生活を体験できる「交流保育(ランチなし)」や「親子でランチ」が開催されています。この記事では、「交流保育」の内容や参加方法などをご紹介します。


中原区の「子どもの発達支援セミナー」で悩みや不安を解消しよう!

中原区の「子どもの発達支援セミナー」で悩みや不安を解消しよう!

(2025年4月16日更新)中原区では、子どもの発達に関する悩みを抱える保護者の方に向けた「子どもの発達支援セミナー」を定期的に開催しています。この記事では、セミナーの内容や参加方法、令和6年度の開催日程についてご紹介します。


中原区のお子さま向けアレルギー相談を専門医が無料で実施!

中原区のお子さま向けアレルギー相談を専門医が無料で実施!

(2025年4月16日更新)中原区役所では、専門医による無料のアレルギー相談を実施しています。お子さまのアレルギーに関する不安を解消するため、専門医が相談に応じ、保健師・看護師・栄養士が生活の工夫についてアドバイスします。この記事では、アレルギー相談の実施期間や予約方法についてご紹介します。


初めて保活を始める方へ!中原区の保育園入所ガイド

初めて保活を始める方へ!中原区の保育園入所ガイド

(2025年4月14日更新)今回は、はじめてお子さまを保育園に預ける保護者の方に向けて、保育園の申請から入所までの流れをご紹介します。中原区の認可保育園への入所手続きを中心に、必要な書類や申請のタイミング、見学のポイントなどをぜひチェックしてください。


病気から回復中のお子様と保護者を支える病後児保育事業

病気から回復中のお子様と保護者を支える病後児保育事業

(2025年4月10日更新)子育て中のご家族にとって、お子様の病気は予期せぬ困難をもたらすことがあります。特に、病気が治りかけの時に安心して預けられる保育サービスは、働く保護者にとって大きな支えとなります。今回は、そんな育児中の家族を支援する病後児保育事業についてご紹介します。


最新の投稿


「ワクワクする場づくりを!」かわさき市民活動センターの竹迫和代さん

「ワクワクする場づくりを!」かわさき市民活動センターの竹迫和代さん

公益財団法人かわさき市民活動センターの理事長をされている竹迫和代(たかば かずよ)さんは、今、同センターを今一度バージョンアップさせる変革に取り組んでいます。その背景には、都市計画などにおける住民参加のプロセスデザインを仕事としてきたキャリアがあるようです。これまで、どのような道のりを歩んでこられたのか、お話を伺いました。


【川崎市】2025年7月のイベント情報

【川崎市】2025年7月のイベント情報

夏本番の7月、川崎市では親子で楽しめるワークショップやフェス、公演など多彩なイベントが目白押しです。多彩なクラフトを楽しんだり、吹き抜ける風にそよぐランタンを見上げたり、音楽や演劇に心を揺さぶられるひとときを、ご家族やお友達とお過ごしください。 ※イベント情報は予告なく変更になる場合がありますので、お出かけ前に必ずイベントや施設の公式HPにて最新情報をご確認ください。


【武蔵小杉】休日に始めたい、女性におすすめの趣味5選

【武蔵小杉】休日に始めたい、女性におすすめの趣味5選

「何か新しいことを始めたいけど、何を選べばいいかわからない…」そんな方に向けて、武蔵小杉で楽しめる女性向けの趣味を5つご紹介します。気軽に始められて、週末がちょっと特別になるような時間の過ごし方を見つけてみませんか?


大人は口出し禁止「こどものまちミニカワサキ」の大城英理子さん

大人は口出し禁止「こどものまちミニカワサキ」の大城英理子さん

大城英理子さんは、もともと大手設計事務所で都市開発の仕事に従事していたそうです。しかし、子育てとの両立に悩んで会社を辞めてから、子どもの成長環境に取り組むようになって出会ったのが「こどものまち」。子どもたちだけでまちづくりをする仕組みに魅了されたそうです。「こどものまちミニカワサキ」にたどり着く道のりと、「こどものまち」がどんなものなのか、お話を伺いました。


住み開きシェアハウス「TACOHAUS」でまちのハブを目指す大塚誠也さん

住み開きシェアハウス「TACOHAUS」でまちのハブを目指す大塚誠也さん

学生時代に「生きる意味」を探しにアフリカまで人類の起源をたどる旅に出た大塚誠也さん。帰国後の就職活動は、旅での体験とのあまりのギャップに違和感を感じてやめて、新卒のフリーランスとして、場づくりの活動に着手。現在はデザイナーをしつつ、武蔵新城に住み開きシェアハウス「TACOHAUS」を運営しています。「生きる意味」とは、また、どんなシェアハウスなのか、お話を伺いました。


広告募集ページ
区民ライター募集