病後児保育事業の特徴
■病後児保育の目的
病気が治りかけてもまだ保育園に通えないお子様を一時的に預かり、健康管理と看護を行いながら、保護者の仕事と育児の両立を支援することが目的です。
- 条件:病気が治りかけの乳幼児
- 提供内容:健康管理、看護、食事療法など
■サポート体制
看護士と保育従事者が常にお子様を見守り、保護者がお迎えに来るまでの間、安心して過ごせる充実した時間を提供します。
医師の指示に従い、薬の管理や食事の調整を含む健康管理をサポートします。医師により毎日回診が行われ、健康状態の急変には迅速に対応し、必要に応じて二次応需病院との連携を取ります。
感染症の乳幼児には、別の出入り口からの隔離室を使用し、個別のケアも行います。
- スタッフ:乳幼児2名につき1人の割合で付き添い
- 施設設備:隔離室、観察室、安静室、保育室
■対象となるお子様
川崎市及び相互利用協定を結んだ市町村に住む、病気は治りかけだが保育園に通えない乳幼児が対象です。特別な医療ケアが必要な場合は、事前に連絡が必要です。
- 対象:川崎市に在住、または協定市町村に在住
- 特記事項:医療的ケアが必要な場合は事前連絡が必要
お子様やそのご家族が新型コロナウィルスに感染した場合は、預けることができません。受け入れの基準に関しては、こちらからご確認ください。
利用方法・料金・広域利用
■利用方法
事前に登録し、利用前に電話で予約する必要があります。急な場合も当日登録が可能ですが、お子様の状態により面談が必要となることがあります。
- 登録方法:登録票をダウンロード後、記入して郵送または持参にて提出
- 予約方法:利用前に電話予約
- 保育時間:平日 8:00〜18:00
- 薬について:
- かかりつけの医師が記載した川崎市の「主治医指示書」
- 指示書に記載されている薬
※日頃から内服している薬や手持ちの解熱剤など、今回の受診でもらわなかった薬は主治医に記載してもらう - 病気の経過の中で薬が変更になった場合はメモ書きで病名を書いてもらう
- アトピー性皮膚炎やオムツかぶれなど日頃使用している外用薬についてはそのまま持参可能(チューブ入りの塗り薬は使用後3〜6ヶ月、調合された塗り薬は1ヶ月を目安に期限を要確認)
- 当日の持ち物:
- 主治医指示書
- 受診した医療機関の領収書または診療報酬明細書等
(実際に受診したことが分かる資料) - 利用料金
- 内服薬
- 母子手帳
- 着替え一式2組(嘔吐などが心配な場合は多めに用意する)
- パジャマ1組
- 肌着2〜3枚(下痢などの場合は多めに用意する)
- 汚れ物袋2〜3枚(スーパーの袋)
- 食事用エプロン(0〜3歳児)
- 布団に敷くバスタオル1枚
- 口拭きタオル2~3枚
- パンツ2~3枚又は紙オムツ5~6枚
- 注意事項:
- 当日朝は時間に余裕を持って来室してください。
- 来室時には次のことを質問されます。
病気の経過、現在の症状、食事・排泄・睡眠、気になること、好きな遊びなど - 当日朝、入室した際に明らかにお子さんの状態が悪く、預かり困難と判断される場合があります。
■利用料金
基本的な利用料金は1日2,900円ですが、市民税非課税世帯や児童扶養手当受給世帯は、利用料金の減免が適用されます。
- 基本料金:1日2,900円(食事・おやつ代込み)
- 市民税非課税世帯:1,000円(非課税証明書が必要)
- 生活保護世帯:400円(生活保護世帯証明書が必要)
- 児童扶養手当受給世帯:1,000円(児童扶養手当証書が必要)
※相互利用の場合は、上記の対象世帯についても2,900円となります。
児童扶養手当受給世帯の利用料金減免についての案内文(PDF)はこちらからご確認いただけます。
■川崎市の病後児保育施設一覧
市内の病後児保育施設は以下となります。また「病後児保育」と「病児保育」では受け入れ施設が異なりますのでご注意ください。
■病後児保育の広域利用について
川崎市は町田市(令和5年1月〜)、横浜市(令和5年4月〜)と病後児保育施設の相互利用協定を結んでおり、利用可能範囲が広がっています。各自治体で利用登録や指定の主治医指示書等の資料の提出が必要です。詳しくは各施設にお問い合わせください。
協定都市
- 横浜市(病児保育)ホームページ
- 横浜市(病児後保育)ホームページ
※横浜市の全病児・病後児保育施設が対象 - 町田市ホームページ
町田市対象施設一覧
- ききょう保育園病後児保育室「ひまわり」(病後児保育)
- 施設所在地:町田市鶴川1-16-7
- アクセス:小田急小田原線鶴川駅から徒歩15分
- 電話:042-735-2242
- 定員:4名
- 小野路保育園分園病後児保育室「つくし組」(病後児保育)
- 施設所在地:町田市野津田町1084-1
- アクセス:小田急小田原線鶴川駅からバス7分
- 電話:042-708-0231
- 定員:4名
- 高ヶ坂ふたば保育園病後児保育室「こすもす」(病後児保育)
- 施設所在地:町田市高ヶ坂7-26-6
- アクセス:JR線成瀬駅から徒歩12分
- 電話:042-720-8216
- 定員:4名
- かえで保育園病後児保育室「れんげ」(病後児保育)
- 施設所在地:町田市小山町775
- アクセス:JR線町田駅からバス21分
- 電話:042-798-0511
- 定員:4名
お問い合わせ先
【川崎市こども未来局保育・幼児教育部保育第2課】
- 住所:〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
- 電話:044-200-0226
- FAX:044-200-1519
- メールアドレス:45hoiku2@city.kawasaki.jp
この記事では、子育てをしている家庭をサポートする病後児保育事業について、提供されるサービスの内容、対象となるお子様、利用方法、そして料金体系まで、利用する際に知っておくべき情報を詳しくご紹介しました。
育児の負担を軽減し、お子様の健やかな成長を支える病後児保育を、ぜひ利用してみましょう。