制度の概要と利用条件
■エンゼルパートナー制度とは
エンゼルパートナー制度は、ひとり親家庭が日常生活で直面する様々な困難を解決するための支援を行う事業です。ご本人またはお子さまの病気や急な仕事の都合で家事や育児が困難な時、専門の家庭生活支援員が派遣され、必要な家事や保育を代行します。
この支援は、予定外の残業や学校への通学など、様々な状況に柔軟に対応することが可能です。利用者の生活状況に合わせて、定期的あるいは臨時で支援を受けることができます。
- 利用できる方:母子・父子家庭や寡婦の方々
- 対象となる事由:
- 自立促進に必要な事由(技能習得のための通学、就職活動等)により一時的にお手伝いが必要な場合
- 残業によるお手伝いが必要だが、親族の支援を受けることが困難な場合(定期利用可)
- その他特別な事情により生活環境が激変し、お手伝いが必要な場合
※年末年始とセンター休所日(第2・4日曜、月曜、祝日)は、連絡調整・安全配慮の面から派遣不可
- 利用条件:事前に登録が必要
- 利用料金:無料(日数、年間利用時間に制限あり)
■利用方法と手続きの流れ
エンゼルパートナー制度を利用するには、まず母子・父子福祉センターサン・ライヴへの事前登録が必要です。登録には身分証明書や住民票などの書類が必要となることがあります。
登録後、専任のスタッフと相談を行い、家庭の状況や必要とする支援の内容を詳細に説明します。これにより、家庭に最適な支援プランを立てることができます。
まずは、電話にて相談してみましょう。
【母子・父子福祉センターサン・ライヴ】
- 住所:〒211-0067 川崎市中原区今井上町1番34号 和田ビル2階
- 電話:044-733-1166
- FAX:044-733-8934
- 休館日:毎月曜・第2日曜・第4日曜・祝日・祝日が月曜の場合の翌日
- 開所時間:9:00〜17:00(水曜・金曜 9:00〜21:00)
- 相談時間:9:30〜16:00(水曜・金曜 9:00〜20:00)
- アクセス:
JR武蔵小杉駅北改札(南武線口)北口バスターミナルより徒歩10分
または 市営・東急バス小杉御殿町から徒歩0分 - ホームページ:https://kawasaki-boshicenter.com/child_rearing/
ひとり親家庭等日常生活支援事業「エンゼルパートナー制度のご案内」はこちらからご覧いただけます。
■支援内容
エンゼルパートナー制度を通じて派遣される家庭生活支援員は、家事全般のサポートを行います。具体的には、料理の準備や後片付け、洗濯物の洗浄と干し、住居の日常的な清掃、お子さんのお世話や保育園の送迎などが含まれます。
これにより、忙しい日々の中で家事に追われることなく、仕事や自己のケアに集中する時間を確保できます。また、急な病気や体調不良時にも、安心して家庭を任せられる環境が整います。
- 派遣の日数:月10日(かつ1年度240時間)まで利用可能
生活援助:
- 場所:母子・父子家庭や寡婦の方の自宅
- 内容:日常生活のお手伝い(家事や身の回りのお世話、掃除、生活必需品の買い物など)
子育て支援:
- 場所:家庭生活員の自宅や母子・父子福祉センターの保育室
- 内容:お子さんのお世話や保育園の送迎など
家庭生活支援員として登録する方法
■必要な資格と経験
生活援助関連
- 介護職員初任者研修を修了した方
- 旧介護保険法による訪問介護員養成研修又は介護職員基礎研修を修了した方
- 生活援助に関わる職務経験として相当と認め認められる支援事業、施設で1年以上
子育て支援関連
- 保育士、保健師、看護師、准看護師、幼稚園教諭、小学校教諭又は養護教諭資格を有する方
- 子育て支援事業や保育所等で1年以上の保育の経験を有する方
- 母子・父子福祉センターサン・ライヴが実施する養成研修を修了した方
ひとり親家庭などの子育てや生活をサポートするための家庭生活支援員(有償ボランティア)のご案内チラシはこちらからご覧いただけます。
川崎市ひとり親家庭支援等日常生活支援事業についての実施要項や実施要領は以下をご覧ください。
■支援員登録のお問い合わせ先
支援員としての登録を希望する場合は、母子・父子福祉センターサン・ライヴへ電話で相談してみましょう。
- 電話:044-733-1166
- FAX:044-733-8934
- ホームページ:https://kawasaki-boshicenter.com/child_rearing/
■その他のお問い合わせ先
川崎市こども未来局児童家庭支援・虐待対策室
- 住所:〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地
- 電話:044-200-2672
- FAX:044-200-3638
- メールアドレス:45zidoka@city.kawasaki.jp
この記事では、母子・父子家庭や寡婦の方々を支援する「エンゼルパートナー制度」について、制度の概要から利用方法や支援内容に至るまで詳しくご紹介しました。日々の生活における小さな困難を解消し、家庭生活を豊かにするためのサポートが得られる制度です。ぜひ積極的に活用しましょう。
また、支援員として登録したい方に向けて必要な条件や問い合わせ先も紹介していますので、有償ボランティアとして活動してみたい方は、問い合わせてみることをおすすめします。