保育料の減免を拡充!第2子半額、第3子以降無償化へ

保育料の減免を拡充!第2子半額、第3子以降無償化へ

(2025年3月26日更新)川崎市は、多子世帯の経済的負担を軽減するために、2024年4月から保育料の支援を全世帯へ拡大します。きょうだいが同一保育園に通えるように、利用調整基準も見直されます。この記事では、子育て家庭の負担が軽減され、育児のサポート体制が強化される川崎市の子育て支援施策について、詳しくご紹介します。


川崎市の子育て支援策、新たな展開へ

支援内容について

川崎市は、子育て支援の一環として、令和6年(2024年)4月からきょうだい減免の拡充を実施しました。きょうだいの年齢、利用施設等に関わらず、第2子を半額、第3子以降を無料とします。

令和5年度以前の所得制限やこどもの年齢制限、対象施設などの条件などを撤廃することで、より多くの家庭が支援を受けられるようになります。

また、認可保育所だけでなく、川崎認定保育園の保育料や一時保育事業、年度限定型保育事業の利用料についても、認可保育所等の保育料と同様に、保護者と生計が同一のお子さんが2人以上いる場合、きょうだいの年齢、利用施設等に関わらず多子軽減制度を適用することとし、令和6年度から制度を拡充します。

詳細は、以下の各事業のホームページをご覧ください。

令和5年度以前の基準(例:第1子が小学生以上の場合)

  • 第1子:カウントされない
  • 第2子:1人目としてカウント=全額負担
  • 第3子:2人目としてカウント=半額負担
  • 第4子:3人目としてカウント=無料

令和6年(2024年)4月からの新基準(例:第1子が小学生以上の場合)

  • 第1子:1人目としてカウントされる
    ※年齢や利用施設・事業、保護者の所得制限を設けない制度となるため
  • 第2子:全世帯で半額負担
  • 第3子以降:全世帯で無料

対象例は川崎市の公式ウェブサイトにも詳しく掲載されています。

利用調整基準について

きょうだいが同じ保育所等に通いやすくなるよう、利用調整基準も見直されます。

これまでの制度では、保育園の定員を超える申込みがあった場合、保育の必要度合いに基づいて優先順位が決定されていましたが、新たな基準ではきょうだいが同一園を希望する家庭の点数を高く設定。

これにより、きょうだいが離ればなれになる心配や保護者の送迎負担が軽減されることに加え、家族で同じ保育所の行事に参加するなど、絆を深める機会も増えることが期待されています。

国内の子育て支援の動き

国内の他都市で実施されている子育て支援

川崎市以外でも、第3子以降の保育料を所得制限なしで無償化する子育て支援を実施している自治体があります。また、2025年4月からは高校授業料を所得制限なく無償とする支援の実施が決まっています。

このような取り組みが、全国的に子育て支援の充実に向けた動きを加速させることが期待されます。

期待される長期的な効果

今回の川崎市の支援策は、子どもたちが育つ環境の質の向上だけでなく、長期的には日本の人口構造にも良い影響をもたらすことが期待されています。

安心して子どもを育てられる社会は、少子化の進行を緩和し、将来の社会保障の持続可能性にも寄与します。

川崎市の取り組みが、他の自治体や国政にも影響を与え、日本全体の子育て支援のあり方を変えていく一歩となることでしょう。

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