■高床式砂栽培でサンチュ収穫!都会で土に触れる喜び
トレファームは誰でも手軽に農業体験ができる施設。ビニールハウスの中は、高床式砂栽培地が広がっていました。
高床式栽培とは、腰程度の高さの高床の上に、15cm程度の砂床をつくり、その上で農作物を育てる方法です。腰の高さで作業ができるため腰を屈める必要がなく、小さなお子様や高齢の方にも負担なく参加することができます。
受付を済ませ、施設の方の案内に着いて行くと、大きく育って収穫に適したサンチュを教えていただきました。根元にハサミを入れ、サクッと収穫。1年生の子どもでも楽しめるほど手軽です。収穫したサンチュは、みずみずしい緑の香りがしました。
■砂栽培の秘密と、地域との連携
ビニールハウスでは、サンチュの他にも、芽キャベツ、よもぎ、菜の花、ミックスリーフ、イチゴなどが栽培されていました。施設の方が「ゆっくり見てくださいね」と声をかけてくださいました。植物は青々としてピンと葉が立っています。手入れは自動化され、1時間に1回、栄養豊富な水が少量ずつ与えられることで、野菜の甘みが凝縮され、大きく育つそうです。温湿度も自動調整。無駄のないエコな農園です。
トレファームで収穫された野菜やイチゴは、隣接する産前産後ケアセンター「Vitalité House(ヴィタリテハウス)」でスムージーにしたり、地産地消ダイニング「コスギグリルマーケット」でも提供されているそうです。
■地域コミュニティとサスティナブルな時間
トレファームの植物は、農業シェアリングに会員登録した地域の方々が、毎週火曜日にお世話をしています。週末は、収穫体験やワークショップなどのイベントを通してより身近に農業を楽しめるよう企画されています。
平日は主婦の方々が、週末は親子連れが農業体験を楽しんでいるそうで、この日も多くの家族連れで賑わっていました。子どもたちは培地や野菜に興味津々で、楽しそうに収穫体験をしていました。
■収穫したサンチュで焼き肉を巻く
普段食卓で目にする野菜は、栽培、収穫、流通、調理・・・などたくさんの人の手を介して私たちの口に運ばれます。今回収穫したサンチュひとつにも、たくさんの人の手、想いが関わっていることに改めて気が付かされます。私たちの社会生活は、たくさんの人と想いによって成り立っていることを実感した体験となりました。
日頃から、この食材はどこから来たのだろう・・・と思いを馳せると社会の繋がりを感じられるかも知れません。
トレファームでは、「農業シェアリング」参加者を募集中です!
旬野菜の収穫体験、親子で参加できるワークショップなどのイベントも続々と企画されていますので、是非皆さまも「農業体験」されてはいかがでしょうか?
アイハグパーク公式サイト:https://www.kosugiihug.jp/
トレファーム詳細:https://www.kosugiihug.jp/torefarm/