1. 川崎市中原区の避難場所について
本章では、川崎市中原区の避難場所をご紹介します。 避難場所には、指定避難所と指定緊急避難場所があるため、それぞれの違いを理解しておきましょう。
■1-1. 指定避難所とは?
指定避難所とは、災害対策基本法に基づき、災害によって自宅に住めなくなった場合などに一時期に避難生活を送るための場所です。
寝泊まりをする可能性も想定されており、都道府県によって自治体の公立小中学校などが指定を受けています。
川崎市中原区には29か所の指定避難所があり、詳細は川崎市のホームページより確認できます。
参照:指定避難所の指定一覧
なお、避難所に指定されている建物には看板が設置されているため、あわせて確認しておくとよいでしょう。
参照:Googleマップ
■1-2. 指定緊急避難場所とは?
指定緊急避難場所とは、災害対策基本法に基づき指定された、災害時に逃げ込む場所・一時的に待機するための場所です。
切迫した災害が発生した際、一旦指定緊急避難場所に逃げ込み、様子をみて避難所へ移動します。
川崎市中原区にある指定緊急避難場所は29か所で、指定避難所と同じ場所が該当します。
詳細は、川崎市のホームページにある指定緊急避難場所の指定をご確認ください。
なお、指定避難所・指定緊急避難場所のどちらにも指定されている場合、避難所の看板が設置されます。
参照:Googleマップ
2. 川崎市中原区の防災マップについて
防災マップとは自然災害発生時の行動計画を示した地図であり、災害発生時に利用すべき避難経路・避難所・防災施設などの情報が記載されています。
防災マップには、避難経路や避難所の位置・避難所までの所要時間が記載されているだけでなく、火災報知器や消火設備の位置・救命用具の設置場所なども示されています。
川崎市中原区の防災マップは、川崎市のホームページより確認できるため、有事に備えて日頃から確認しておくとよいでしょう。
参照:川崎市防災マップ 中原区
3. 災害に備えてできる2つのこと
本章では、災害に備えてできることを大きく2つに分けてご紹介します。
自然災害はいつ発生するかわからないため、いざというときに迅速に対応できるよう日頃から準備を徹底しておきましょう。
■3-1. 日常的に災害時に必要なものを準備しておく
災害はいつ発生するかわからないため、いざというときに迅速に対処できるよう日常的な備えが重要です。
- 家具を適切な場所に配置・天井や壁に固定して、安全な空間を確保しておく
- 非常時の避難先や連絡方法を家族で決めておく
- 非常持ち出し品の準備をしておく など
非常持ち出し品には、常備持ち出し品・一次持ち出し品・二次持ち出し品の3種があります。
食料品・飲料・薬品・電池など期限が設けられているものもあるため、1年に2回くらいを目安に定期的にチェックしておくとよいでしょう。
また、普段から近隣の方とコミュニケーションを取ることや地域の防災訓練に参加することなども大切です。
■3-2. 災害時の避難場所や連絡手段を把握しておく
災害発生時に少しでも冷静に行動できるよう、避難場所や防災マップ・災害時の連絡手段を事前に把握しておきましょう。
災害時の連絡手段は、主に以下の2つが存在します。
- NTT 災害用伝言ダイヤル(171):被害住民の安否を伝える伝言板であり、大規模な災害が発生した場合に提供が開始される
- 携帯電話各社の災害用伝言板:携帯電話を利用し自身の安否情報の登録ができる。また、携帯電話・パソコンなどから家族や友人の安否情報も確認できる
4. 避難が必要なときにやるべきこと
地震などの災害が発生した際は、まず安全確保を徹底し、その後テレビやラジオなどを通して冷静に正確な情報を収集してください。
一時的に避難場所に移動する場合は、ブレーカーをオフにする・ガスの元栓を閉める・戸締まりをするなどして、二次災害を予防してから避難することも大切です。
また、家の中に助けが必要な人がいない場合は、家の前に黄色いものを掲げておくとよいでしょう。
5. まとめ
川崎市中原区には複数の避難場所があるため、万が一に備えて避難場所や防災マップを確認しておくことが大切です。
災害発生時に通信ができなくなる可能性も考えて、防災マップはプリントアウトしておくと安心でしょう。
日本では地震など自然災害の発生率が高まっているため、いざというときに焦らず迅速に対応できるよう、日頃からの備えが重要となります。