「子どもたちの最善の利益のために」を掲げる認可保育園「HOPPAパークシティ武蔵小杉」

「子どもたちの最善の利益のために」を掲げる認可保育園「HOPPAパークシティ武蔵小杉」

学習塾で創業した株式会社京進が運営する認可保育園「京進のほいくえん HOPPAパークシティ武蔵小杉」の施設長の深見真奈さんに保育理念などのお話を伺ってきました。


保育士が保育を楽しんでほしい

-保育に対する理念を教えてもらえますか?

深見: 保育理念は大きく2つあります。

1つ目は『ひとりひとりを大切にする保育』です。お子様の資質や個性など発達段階はそれぞれ違いますので、そういった姿を一人一人しっかりと見て、その子に合わせた適切な関わり方や子どもたちが主体性を持って過ごせるような環境を整えるように努めています。


2つ目は『主体性を大切にする保育』です。今、世の中一般的に子ども主体という言葉が聞かれるようになってきたように思いますが、大人主体ではなく子どもたちが自らやってみようとする意欲や関心を大切に育んでいく保育を実施しています。

-深見さんご自身が大切にしている考えを教えてください。

深見: 私自身、今まで保育士と幼稚園教諭の双方を経験してきましたが、その経験の中で一番大切だと思っているのが保育士に保育を楽しんで欲しいということです。


そして基本的な事かと思いますが、保育のPDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)を回すことが重要だと考えています。子どもたちに対してカリキュラムを作成して準備して実行。そして実行したことに対して評価・反省をして、次の行動に活かしていき質を高めていくように取り組んでいます。


自分自身の行動を可視化して改善していくことが保育の深さであって楽しいところだと思っています。私自身、現場にいたときは日々をこなすのが精一杯でしたが、施設長をさせていただくようになったことで、色々と考えることもできて、良い経験だったなと強く感じています。

また保育士は自身の保育観というものを持っています。それぞれこういう保育がしたいという想いがありますので、基本的に否定せずに保育士のやりたい保育を応援するというスタンスでいます。


もちろん子どもの安全が一番ですので、何でもOKという訳ではなく、内容によってこれは危ないなと思ったら代替案を出して合意した上で保育をしています。


各保育士がやりたい保育を実行して子どもの成長を喜ぶとともに自身の保育活動を楽しんで欲しいというのが一番ですね!

「しない・させない・見過ごさない」というスローガン

-子どもたちの安全管理はどんなことをされていますか?

深見: 最近、不適切保育に関するニュースを見ることが結構ありますが、それを絶対に起こさせないように当園では「しない・させない・見過ごさない」というスローガンを掲げています。


全国に95園ある京進グループの保育園全体の取り組みとして、それぞれの保育士が1日の終わりに今日の保育を振り返り評価するセルフチェックシートを毎日提出するようにしています。全シートを私が見て気になる点があれば、聞き取りをして改善していく形です。


子どもに対してあだ名や呼び捨てではなく、正しい名前でちゃんと呼ぶようにしているのですが、そういったこともチェックシートの中の項目に入っていますし、また毎週同じ項目をチェックするのではなく各週(1~4)で項目を変えています。


チェックも大事ですが、このシートを介して各保育士職員とコミュニケーションを取り、不適切保育を起こさないよう全体で質を高めていくようにしています。


またどこの園でもそうでしょうが、お昼寝時の呼吸チェックは必ずしています。昔は電気を消す保育園が多かったと思いますが、顔色が分かるよう当園では電気を消さないようにしています。


あとは、お散歩は決まったルートしか使わないですし、暑さ指数が「危険」レベルなら散歩はしないようにしています。

ー最近、給食時のりんご事故のニュースを見たのですが、気を付けていることはありますか?

深見: 当園では離乳食完了期でも果物は一切出さないようにしています。昔は、早い保育園で離乳食中期から出すところもあり、当園も離乳食完了期から果物を出していたこともありましたが、今はもう出していません。


また食材の刻みはミリ単位、ゆで方まで調理師だけでなく全員でチェックしていて、徹底していると思います。


お子様のアレルギー対策は、事前に保護者様と調理師、看護師、保育士、私の5者面談を実施して確認しています。 給食時は、アレルギーを持っているお子様の給食から出すようにし、保育士だけでなく調理師や私も連携を図り、出し間違いがないようにしています。


0~5歳児まで全員で70名のお子様がいるのですが、全員の顔と名前、個性や性格まで全職員が把握しています。

保育の質を高める「京進十則」

ー保育の質を高めるために実施していることを教えてもらえますか?

深見: 本部による内部研修や自治体などによる外部研修を受けています。また、全職員で毎日ミーティングを実施しています。保育の事例に対してみんなで考え話し合って改善していっています。


職員同士の協力体制はかなりしっかりしていると自負しています!


当園は母体が塾会社ということもあり「人を育てる」ことに力を入れています。「京進十則」というものを掲げていて、そこには主体性の大切さを謳っています。保育士が主体性をもって保育をすることで自分自身も成長していき、その成長が質を高めることに繋がっていると感じています。

-最後にメッセージをお願いします。

深見: まずは保護者の方々には、当園の園運営に様々なご理解・ご協力をいただき、心から感謝申し上げます。

保育園は一昔前に比べると求められるものが凄く増えてきていると感じています。 単に子どもを預かるだけでなく、教育的カリキュラムや保護者様のご支援(お子様の発達のご相談など)など全てを叶えるのは難しいですが、保護者様やお子様のニーズには出来る限り応えるようにしたいと思っていますし、保育の安全面や環境面も引き続きより良くしていきたいと思っています!

これから保育園を探そうと思っていらっしゃる方は、お気軽に見学にお越しくださいね。

~インタビューを終えて~

今回は初めて保育園(現場)でインタビューをさせて頂きました。「HOPPAパークシティ武蔵小杉」はそれぞれの年齢ごとに部屋があり、調理室や園庭もあり想像していたより広かったです。また照明なのか深見さんの人柄がそう感じさせるのか、とても明るい保育園だなと感じました。

やはり保育園の現場は忙しいので滅多にアポイントを取れないのですが、今回取材にご協力いただいた深見様には感謝申し上げます。

とても楽しい取材となりました。本当にありがとうございました!

◆施設概要

  • 施設名称:京進のほいくえん HOPPAパークシティ武蔵小杉(認可保育園)
  • 住所:神奈川県川崎市中原区小杉町2丁目228 パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン タワーズウエストW9(2階)
  • 保育プログラム:
    ① 知育(さんすう・こくご・巧緻性)
    ② 英語(聞く力・話す力)※ネイティブスタッフ常駐
    ③ 自立教育・プログラミング
  • 開設年月日:2019年4月1日
  • 開園時間:午前7時~午後8時
  • 休園日:日曜日・祝日・年末年始
  • 入園対象:生後5ヵ月~5歳児
  • 経営母体:株式会社京進
  • 公式HP(URL):https://keceg.jp/school/hoppa-musashikosugi/

◆HOPPAパークシティ武蔵小杉の姉妹園

  • 施設名称:京進のほいくえん HOPPA下沼部園(小規模認可保育園)
  • 住所:神奈川県川崎市中原区下沼部1945-1 AQUASEAT.S 1階
  • 入園対象:生後5ヵ月~2歳児
  • 公式HP(URL):https://keceg.jp/school/hoppa-simonumabe/

この記事のライター

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